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フリーランスになる前に準備しておくこと

ここ最近、SNSを中心にフリーランス薬剤師として活躍されている方が増えたように思います。

得られる情報も増えてきたことによって興味を持ち始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私もとある方のブログを参考にフリーランスになろうと志したうちの一人です。

今振り返ってみてフリーランスになる前に準備しておくべきだったなと思うことを簡単にまとめましたので参考にしてみてください。

目次

人生観の棚卸し

一度きりの人生の中で何に重きを置くのか、人生観の棚卸しを行うことをお勧めします。

お風呂に入ってリラックスしている時などに一度自分に問いかけてみてください。

・自分は何をしてる時が幸せだろうか?
・自分の夢ってなんだろう?人生のゴールは?
・もし余命宣告を受けたときにやり残したことは無いと胸を張って言えるだろうか?
・今の働き方に満足してるか?この先30年は続けていけそうか?
・定年を迎えた時にお金があったとしても楽しむだけの体力が残っているか?

自分の人生観を棚卸ししてみて現状で問題を感じていないのであればわざわざリスクを冒してまでフリーランスになる必要はないでしょう。

現状を変えないと自分にとっての幸せを満たせないと感じた人は行動を起こしてみる価値はあると思います。

変化が激しい昨今では幸せの尺度、価値観も様変わりしているので是非とも一度自分に問いかけてみてください。

派遣薬剤師をやってみる

フリーランス薬剤師になる前に派遣薬剤師を経験しておくと何かと得します。

恩恵① 経験を積むことができる

派遣会社に所属することになるので社会保険完備、何かあったら守ってくれる環境下で多くの薬局で経験を積むことができます。

派遣薬剤師とフリーランス薬剤師は業務内容はほぼ同じです。

何をすれば喜んでもらえるのか、その薬局の良し悪しを俯瞰して学ぶことができるのでフリーランスとして独立した時に有利に働くでしょう。

理由2 そのまま契約という可能性もある

場合によっては派遣薬剤師として働いた薬局から契約を結びたいと声がかかるかもしれません。

薬局側としては人柄、働きぶりが良ければ続けて働いてもらいたいと思うでしょう。

フリーランスとして働く側にとっても業務内容、人間関係が分かっている分仕事は円滑に進められます。

収入が途絶えることが最大のリスクであるフリーランスにとって契約のチャンネルを増やしておくことはリスクヘッジにも繋がります。

理由3 特定受給資格者と認められる可能性がある

特定受給資格者とは簡単に言えば倒産解雇によって職を失った者を指します。

派遣される薬局側が派遣契約を延長しない場合(いわゆる派遣切り)は特定受給資格者に該当すると判断される場合があります。

社会的弱者とみなされるため雇用保険制度において様々な恩恵を受けることになります。

例えば以下3つ
・失業給付を早く受け取れる
・失業給付の額が増える
・国民健康保険料が安くなる

私の場合、フリーランスの契約が結べたタイミングで派遣を打ち切られたので都合よく特定受給者になることができました。

結果、失業給付額が増えてトータル約100万円を受け取り、国民健康保険は該当年度に約5万円を払い翌年度は免除になりました。

これは知っているのと知らないのとでは100万単位で差が出るので、薬局側が派遣を打ち切ったタイミングはフリーランス薬剤師になるタイミングとしては悪くないということは覚えておいて損はないと思います。

子供がいる場合は夫婦どちらが扶養するか考えておく

フリーランスになると会社の被用者保険から国民健康保険に変わるので子供を扶養してる場合は、そのまま自分が扶養するのか、配偶者が扶養するのかを考えておく必要があります。

(国民健康保険より薬剤師国保の方がお得なのですが今回は触れずに別記事でまとめます。)

夫婦共働きの場合の子供の扶養についての考え方は以下の通り
・原則、夫婦共働きの場合は1年間の収入見込みの多い方の被扶養者にする。
・子供を国民健康保険に入れる場合は子供の人数分の保険料を追加で納める必要がある。
・配偶者が会社員の場合は、被用者保険に子供を被扶養者として入れることで追加の保険料を納めることなく健康保険が使える。

つまり、自分は配偶者の年収を超えないように稼いで、会社員の配偶者が扶養する方が金銭面では有利と言えるでしょう。 

受け取った報酬総額が配偶者の年収を超えたとしても経費をうまく使うことで収入はある程度コントロールできます。

クレジットカードを作る、ローンを組む

クレジットカードを作る場合や高額な買い物をする場合は会社員のうちに済ませておいて下さい。

フリーランスになると社会的信用が落ちるので、クレジットカードやローンの審査が通りずらくなります。

クレジットカードの切り替え、車の買い替えを検討している場合は要注意です。

領収書は全て残しておく

フリーランスになるためにかかった費用が証明できる書類や領収書は全て残しておいて下さい。

例えば、

・仕事で使う車
・PCや周辺機器
・書籍
・薬剤師会、賠償責任保険の年会費

開業前にかかった費用は開業費としてまとめて経費にすることができるので領収書は捨てずにファイルに入れておけばとりあえずOKです。

まとめ

フリーランス転向する可能性が1%でもあれば知っておくべき内容を思いつく限り厳選しました。

やっておくべきことを挙げればキリがないのですが、知っているのと知らないのとでは相当差がつく内容になってます。

詳しい理由は後から調べればいいので後悔が残らないよう準備しておくことをお勧めします。

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この記事を書いた人

サイドFIREを目指すフリーランス薬剤師です。
製薬会社に入社しMRを経験した後、薬剤師に転職。
調剤薬局→派遣→フリーランス薬剤師と自由を追い求めて今に至ります。
脱サラした後は一度きりの人生を楽しむことに重きを置いてほどほどに働いてます。当ブログでは縛られず自由に生きる方法を考察していきます。

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